今回は、ツイッター子育て相談室のメンバーで
理学療法士の「はるな まさし」さんの
リクエストがあった
子どもの権利条約について
詳しく解説したいと思います。
私が勤めている学童保育所では
市内の学童と協力
また、事務局という代表として
役所の施設を借りて
1,000人以上入場する
子どもの権利条約を
大切にしたお祭りの
企画・運営もしています
特に後半に出てくる
ナナメの関係は
一般家庭の保護者にとっても
とても大事です!
子どもの権利条約に
興味がなくても
目次の
働いている学童で
大切にしていること
(ナナメの関係について)
だけでも読んでもらうと
良いかもしれないね☆
また、noteでも配信をしていて
こんな嬉しい感想もいただきました✨👇
100人のお産という
素敵な出産エピソードを
発信している
あやぱん@お母さんを応援し隊さんから
素敵な感想をいただきました💡
Twitter画像の赤線の通り
子どもの権利をしっかり守ってね!😡と
説教くさいものではなく
子どもとの絆を深めるヒントになると
思うので最後まで読んでもらえると
我が子が大人になってからも
良い関係が築けるものになっています😉
※今回の内容は
ユニセフの公式ページと
工学院大学准教授の
安部芳絵(あべ・よしえ)さんの
「子どもの権利条約を学童保育に活かす」
の研修内容を参考にしています。
出典:子育て相談ドットコム
子育て”オールインワン”
ブログでは
子育て支援として
子育て家庭に役立つ情報を
相方のミキーと一緒に
漫才形式で楽しみながら
学べるようにしています✏️
よろしくね!ハハ☆
そもそも子どもの権利条約とは?
ざっくり言うと、子どもの権利条約とは「ものさし」とあるように、どんな国に生まれたとしても
子供が豊かな人生をおくれるようにするための世界基準のルールといえます。
子どもの権利条約の4つの柱
鬼滅の刃風に言うと子どもの権利条約には4つの柱があります。ユニセフの公式サイトを元にわかりやすく解説します
①生きる権利
日本で過ごしていると、
何当たり前のこと言ってるの(・・?)
と思ってしまいますが
世界の中には戦争に巻き込まれて
戦争孤児になるなど
適切な治療を受けられなくて
防げた病気で死亡する子どもが
悲しいことに数多くいます
そんな子どもが少しでも減るために
生きる権利が柱の1つに
なっていると考えられます。
出典:公益法人日本ユニセフ協会 ユニセフ報告書「戦火の中の水」:下痢による死は暴力の20倍【プレスリリース】より
上記の写真のようなキレイな水を子ども達に🎁
という活動も生きる権利を保障するためです
②育つ権利
この権利の中で面白いのは
休んだり遊んだりすることができ
またスポーツ・文化・芸術活動に
参加する権利を持っています。
という条文
下のツイートは
研修後につぶやいた
ものだよ!
確かに、遊びなさい!って
叱る親はいないよね(笑)☆
③守られる権利
こんな条約があります👇
ゆうかいされず
売り買いされない権利を持っています
(35条)
自分の国が戦争している場合でも
戦争に巻き込まれず
兵士として連れていかれない権利を
持っています。(38条)
ごうもんや死刑など
心や体にひどい扱いを受けない権利を
持っています。(37条)
昔、カップヌードルのCMで
銃を持った少年のCMが
放送中止になりました
ミスチルの名曲「and I love you」の
歌詞と映像のマッチングが
素晴らしいCMです
再生時間1分と短い&お蔵入りしており
ミスチルの公式サイトでも
見れないと思うので
ぜひ視聴してみて下さい👇
このCMが放送中止になった理由は
公式情報として出ていませんが
視聴者の一部から
「戦争や少年兵を認めるような内容」
「子どもに銃なんて不謹慎すぎる」などの
クレームが寄せられたのが理由と
いわれています
残り3秒で下に出る最後のメッセージ
「世界には、30万人以上の少年兵が存在している
僕たちに何ができるだろう・・・。」
とありますが
放送されていた2015年当時
日本も子どもの権利条約を
批准しているし
このCMは、子どもの守られる権利に
のっとって訴えているのにも関わらず
クレームが殺到したということは
現在も含めて、いかに
子どもの権利条約の
理解が乏しいことが分かります。
(形だけのものになっているとも言える)
④参加する権利
自由に意見を表したり
団体を作ったりできる権利のことです
※ちなみに意外?かもしれませんが
子どもの権利条約を
批准していない大国は
みなさんご存知のアメリカです。
突然学校が休校になる
甲子園大会が
初めて開催中止になるなど
子ども達に様々な影響を与えました
日本は、フィンランドのように
子ども達が参加する権利を
日本は保障出来ているでしょうか?
保障できてないね💦
働いている学童でも
参加する権利を
1番大切にしていると
言っても過言じゃないよ!
ここからは
市役所が市内研修の講師として呼ぶ
安部芳絵(あべ・よしえ)さんの
研修内容を中心に
経験談や持論を交えて
解説します
子どもの声が聴かれない社会になっている
こんなニュース聞いたこと
ありませんか?👇
新しい保育園・幼稚園の建設は
騒音の懸念など
近隣住民の苦情による建設反対!
一斉休校で外(公園など)で
遊ぶ子ども・・・通報される🚨
とある調査では
SNSの裏アカウントを持つ子どもは
3分の1もいると言われていますいかに
子ども達の声を聴くことが
安倍芳絵先生の研修資料より引用
下手な大人が多いのかが
わかります
大人の身としては
耳が痛い😓
義務を果たさないと権利はないのか?
そして、「権利」の話をすると
「義務」を果たしてから
(権利と義務はセット)という
意見が聞こえてきそうですが
違います結論からいうと
人権は人と国家の間に生じる
(権利は人に、義務は国家にある)例えば
安倍芳絵先生の研修資料より引用
「スーパーで物を買う時にお金払う」のは
売買契約の話です
犯罪者でも人権を踏みにじるような
拷問ができないのと一緒で
権利とは何かを果たさないと
得られないものではなく
誰もが常に持っているものです
子育てでも
〇〇しないと、〇〇出来ないよ!
(義務を果たさないと権利をあげないよ)
とつい言ってしまいがちですが
(自分も言ってしまうことあります💦)
〇〇したら、〇〇しよう!などと
声かけを変えてみると良いかもしれません
日本は子どもの権利条約を守っている!?
日本は1994年に世界で
158番目として
子どもの権利条約を批准しました。
批准してから初回は2年以内
それ以降は5年ごとに
それまでの取り組みについて
国連に報告の義務があります。
③カップヌードルのCMの最後の件
「形だけのものになっているとも
言えます。」と書きましたが
国連にも4回も勧告(ダメ出し)を
受けています。
守っている!とは、いえないのが現状です。
働いている学童で大切にしていること(ナナメの関係について)
中学・高校生に進路相談を誰にするか?
という安倍先生のアンケートに
「学童の指導員」という答えが
意外に多かったそうです
それは
「あそこの大人は怒らない」
「決めつけないで聴いてくれる」
という安心感から相談しやすい
という考察で
担任の先生・親は直接関わる縦の関係
横の関係である同級生はライバル
でもある
学童の支援員や部活の先生などは
間接的に関わる関係
(ナナメの関係)の大人
このナナメの関係が
参加する権利(自由に意見を表す)を
保障するのにあたり
大事だと考えられます
参加する権利を
保障することによって
一生役に立つ
自主性が育まれるよ!☆
進路相談に来る高校生
実際に卒所生で進路相談を
しに学童に来る子がいます
支援員として、指導することも
もちろん大切ですが
ナナメの関係を大事にしています
寄り添う気持ちがあってこその
”指導”だよね☆
また、行事なども
子ども達と一緒に話し合いをして
決めるようにしています
学校の修学旅行先を
子ども達に決めさせる
ということはあまりないと
思いますが
ナナメの関係を築きやすい
学童だからこそ、話し合い
(子ども達と一緒に生活を創っていくこと)が大事です!
学校が子どもの権利を
保障していない!と
批判しているのではなく
日本は単純に
学校にいろんなことを求めすぎ
なんです😅
思春期の子どもの対応方
親は直接関わる縦の関係と書きましたが
親が決してナナメの関係になれない
という訳ではありません!
子どもの気持ちに寄り添い
傾聴を大事にすることで
縦の関係を少しずつ
ズラすことが出来ます!
難しいのは
縦の関係を放棄するのもダメ
だということ
タテとナナメ・・・
バランスが難しいよね
思春期になる前から
決めつけないでよく話を
聴くことを大切にするなど
ナナメの関係を意識していれば
思春期になった子どもとの
コミュニケーションが
断然、楽になります!!
既に、思春期に入っているお子さんがいて
関わり方に悩んでいる🥺という方も
いったん、親子というタテの関係を忘れて
思い切ってヨコに降りるのも
良いかもしれません💡
すべての親にとって大切なこと
子どもの権利を常に保障できる人は
この世にいません。
子どもがもっと遊びたいと言っても
会社に行かなくちゃいけなかったり
夕飯の準備をしなくちゃいけないなど
例をあげたらキリがありません。
大事なのは
大人も権利者の
1人です!!
「子供」も「大人」も権利者の
1人として尊重し合いより良い関係を
一緒に築いていく
保育用語では
「子どもの最善の利益を考える」と言います。
尊重し合う
ナナメのような関係を意識することが
子どもの権利条約を理解するのに
必要だと個人的に思います
子どもの権利条約まとめ
以上がまとめになります
この記事を通して
子どもの権利条約が
少しでも多くの人に知ってもらう
きっかけになったら嬉しいです♪☺️
最後まで読んで頂き
ありがとうございました!
・追記
今回は、「はるな まさし」さんからの
リクエストに応えるという
初めての形になりましたが
その理由も
専門職だからといって
上から発信するのではなく
子育てを一緒に楽しむ仲間として
大事にしていきたい(尊重したい)
と思ったからです
多分、自分だけの想いで書き始めたら
子どもの権利条約はこういうものだよ!
と情報だけのブログで
「すべての親に大切なこと」の
結論には
至ってなかったと思います
なので、自分自身の成長のためにも
今後もリクエストがありましたら
コメント欄に書くなど
よろしくお願いします
(応えられるかどうかはわかりませんが)
※はるな まさしさん
リクエストありがとうございました☺️
子育て“オールインワン”
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