「楽しい育児法」というテーマでTwitterのスペースを利用してお話をする機会をいただきました。
今回の記事では、スペースで話す原稿も兼ねて、0歳〜12歳を保育してきた経験と私の育児経験を元に子育てが楽になるマインドや実践方法を解説しています。
子どもは可愛いけど、うまくいかなくて悩んでいる親の背中を押せたら幸いです。
この記事を書いた人
出典:子育て相談ドットコム
この子育て”オールインワン”
ブログでは
相方のミキーと一緒に
漫才形式で楽しみながら
学べるようにしています✏️
よろしくね!ハハ☆
育児が楽になる方法①:育児は親の責任という呪縛から抜け出す
はじめに育児が楽になるためのメンタル面の方から解説します。
結論から述べると、日本の子育てがシンドイ理由は「親や家庭が子育ての責任者」という昭和の価値観が令和になっても呪縛として強く残っているからです。
昭和が悪かったという意味ではなく、令和に合っていないという意味
令和は地域との繋がりが希薄になり「親が唯一の責任者だから、ちゃんとしないと!」という呪縛から自らを解放させてあげる事が育児を楽しむための第1歩です。
反論として、上記のツイートのように保育園に任せきりにしている親もいる!という声が聞こえてきそうですが、親自体も余裕がなく、責任過多で育児放棄状態になりやすい社会の現状や子育て支援が保育園や学校に一点集中し過ぎている社会構造の問題です。
勿論、単純に
ヤベー奴もいるよ!
ハハ☆
昭和の価値観が残っている
根拠や私自身が解放できた
エピソードを紹介します
こども家庭庁という名前の由来が昭和の価値観が残っている証拠
R5年4月に「こども家庭庁」が創設されました。
こども家庭庁とは、内閣官房ホームページ内のこども政策担当大臣小倉将信の動画内の言葉をまとめると
こども家庭庁とは大人中心の社会から、子ども真ん中の社会へ移行するため【子どもの権利】を大切にしていく政府組織
子どもの権利って何?
本筋から外れるので
サラッと紹介します
子どもの権利とは、子どもの健やかな成長を守るための権利のことで、「子どもの権利条約」という名で196の国々が条約を締結しています。
思春期の子どもと良好な関係が築ける、子どもの権利条約の詳細はコチラ
日本も1994年に子どもの権利条約を批准していますが、こども家庭庁が発足したのは、子どもの権利条約の理念を守っていない!と非難を受けたからという背景があります。
前向きな理由では無い
ってことか・・・
つまり、日本は子どもに優しく無い(子育てしにくい)国と国際的なレッテルを貼られている状態なのです。子どもに優しくない証拠として、日本は税金における公的教育の割合がとても少ないです。
1位 | マーシャル諸島(15.74%) |
2位 | キリバス(13.6%) |
3位 | ミクロネシア連邦(10.21%) |
4位 | グリーンランド(10.18%) |
5位 | ナミビア(8.44%) |
138位 | 日本(3.16%) |
2018年のデータでは
先進国(OECD)平均は4.1%
日本の平均は2.8%と
低い事がわかります。
先進国の中で
常にワースト3に
入ってるんだね💦
国際的批判と割合を改善しよう!と発足したのが「子ども家庭庁」
しかし、こども家庭庁が発足する前に一悶着ありました。それは省庁の名前。当初は「子ども庁」という名前の予定でした。
政府は子どもは家庭が育てるべきという観点から「子ども家庭庁」という名前に変更しました。この政府の考えこそが、日本の呪縛で子育てを楽しめない大きな要因です。
世界と比較する育児事情
子育てを楽しめないのは「子育ては親の責任」という日本独自の常識に囚われているからと述べました。では、井の中の蛙とならないように世界の育児事情を紹介したいと思います。
例↓
- スペイン:国民でサッカー選手を育てる
- フランス:ベビーシッターが当たり前
- デンマーク:育休を9歳になるまで分割で取得できる
スペインは国民みんなでサッカー選手を育てる
FIFAランキングトップ10常連のスペインは神戸でプレーしたイニエスタやシャビ、ビジャなど、有名なサッカー選手を多数輩出している国です。
その理由は以下の通り
- 月謝を取らない
- 良い選手は大人のネットワークで良い環境へ
日本ではプロを目指してサッカーをするには、チームに所属し月謝を払うのが一般的ですが、お金を理由に才能を埋もれさせないためにスペインは月謝を取るという概念が一般的にありません。
引用:原作:アオアシ spicepressより
また、「うちの選手スゴイからソッチのチームで使ってみてくれよ!」と少年チームでも引き抜きが盛んに行われています。
引用:原作:アオアシ spicepressより
スペインは国民がみんなで子どもを育てている事がわかります。
まさに、子どもにとって
夢の国だね!ハハ☆
子育ては家庭で行うもの!というのが常識の日本ですが、「子どもは社会の宝」を体現しているこんな国もあるという事例の紹介でした。
フランスはベビーシッターの利用率が日本の2倍
日本でも女性の社会進出が一般的になってきましたが、母親はパートや扶養の範囲内で働く家庭が多く、キャリアを諦める人も多くいます。
しかしフランスでは、女性の社会進出が進んでおり、キャリアを捨てて子育てをするという文化はあまりありません。
産休・育休の制度自体はあります
じゃあ、どうやって
子育てするの?
フランスには「ヌヌ」という※政府公認のベビーシッター制度があります。その利用率は20%と日本の2倍高いです。
各国のベビーシッター利用率比較
・韓国の利用率:5%
・アメリカの利用率:8%
・日本の利用率10%
政府公認じゃない「その他のヌヌ」もあり、家事もお願いできるなど自由度が高い
シッター料は子どもの年齢によりますが、1時間1,000円〜1,700円が一般的で日本と同等の相場です。しかし、フランスでは補助が充実しているので世帯年収が約500万円で月額のシッター料は約25,000円。(補助なしだと約9万円)
シッターなら自由度高いし
そんなに補助があるなら
利用率が高いのも納得!
日本は子どもは家庭で育てるモノという価値観が強いせいで、シッター文化が定着していないです。
日本の現状は保育園や学校に子育て支援が集中していますが、シッター制度などの子育て支援制度が充実すれば「子どもはみんなで育てるもの」という価値観に変わり、子育てが楽になることは間違いありません。
条件付きですが
日本もこども家庭庁
ベビーシッター券という
補助があります。
詳細は下記のリンクから
ご覧ください
福祉国家のデンマークは子育てしやすい制度が充実している
デンマークの教育・保育水準は世界でもトップクラスです。デンマークの保育士の月額の給料水準平均は28万円。日本の保育士は平均20万円。
年間100万円位
違うんだね
保護者の働き方も柔軟で、育休を子どもが9歳になるまで分割で取得できたり、働く時間を自分で決められるフレックスタイム制や早朝出勤が一般的に認められています。
保育園や学童のお迎えの
平均時間は月曜〜木曜日17時。
金曜日は15時半がピークでだそうです
日本に比べてデンマークは社会で子どもを育てるために親をサポートする制度が充実していることがわかります。
でも、デンマークの
税金は高いって
聞いたことあるけど
デンマークの税金は世界で最も高い国と言われていますが、福祉サービスに高い還元率を誇っています。その分、貧富の差が低く、社会の安定が保たれている国です。
逆に日本は、「子育ては家庭の責任」と先進国の中で最も教育にお金をかけない国だったので、貧富の差が大きく不安定な社会になっているのが現状です。
日本にとって
デンマークは
良いロールモデル
貧富の差や不安定な社会を是正しようと始まったのがこども家庭庁。
庁名に昭和の価値観が残るという若干の残念さはあるものの、こども家庭庁ができた背景には、国が今までの価値観ではダメだ!と狼煙をあげた所です。
育児当事者の私たちもアップデートしていかなければなりません。デンマークなどのように子育ては社会で育てるという価値観を広げていくために責任者だと背追い込まないようにする事が、自分にとっても子育てしやすい日本にするためにも大切です。
でも、いきなり言われても
難しいよ・・・
実は自分も責任者として
子どものために!という
価値観に囚われていた
時期がありました。
脱出できたエピソードを
紹介します。
育児・保育は養育だけで十分
最初は先生だから、なんとかしないと!と出来ない部分に目がいきがちで、出来るようになるにはどのように支援をすれば良いのか?を中心に考えていました。
乳児クラスを受け持った時、自分が寝かしつけで抱っこをするとギャン泣きするKちゃんがいました。寝かしつけ以外は至って関係は良好で、泣くと他の先生を通り越して自分のところに来て抱っこを求めるくらいでした。
しかし、寝かしつけの時だけうまくいかない。マッサージをしてみたり、呼吸に合わせてトントンしてみたり、さまざまな方法を試してみてもです。
なぜだろう?と
疾苦八苦しているうちに
Kちゃんは私のところに
あまり来なくなって
しまいました。
その時、悲しいという気持ちより、安堵している自分に気がつきました。振り返ってみると「なんでこんなにしているのにわかってくれないんだ⁉︎」とイライラしている自分がいたからです。
イライラと安堵感から、寝かしつけは他の先生に任せるようになるとKちゃんとの関係も少しずつ良くなりました。
退職するまでKちゃんとはずっと同じクラスで、保護者に挨拶をした時のKちゃんの言葉が私の間違った価値観を変えてくれました。
Kちゃん今までありがとね。
先生辞めないで!
反応に困ったので「でも、Kちゃんが赤ちゃんの時、先生が抱っこするとメチャクチャ泣いてたんだよ(笑)」と照れ隠しで言うと
Kちゃん「だって、先生面白い匂いするんだもん」
その時は、Kちゃんの意図がわからず、保護者と一緒に「なにそれ?(笑)」と笑って終わりましたが、後にKちゃんの意図を考えてみた時に
「先生は面白い匂いがするから、寝るのがもったいなくて嫌だった。あのギャン泣きは遊びたい!という純粋なアピールだったのかもしれない」と思いました。
Kちゃんはいつだって信頼してくれたのに、自分の余計な責任感のせいで勝手にイライラして関係をギクシャクさせてしまった自分が恥ずかしくなりました。
Kちゃんとの経験を機に支援も大事だけど、「それはコッチの勝手な想いで勝手にやっているだけ」と肩の力を抜いて子どもと関われるようになりました。
責任感という呪縛から解放されて、本当に良かったと思うのは、学童保育の指導員になってからです。正直、幼児期までは大人が絶対なので関係性は担保できます。
しかし、自我が強くなってくる学童期は上から目線で接すると、拒絶反応を示すようになります。
友達中心の世界になる
いわゆる、ギャングエイジ化
という発達段階です
寄り添う事が大事
って言うよね☆
ギャングエイジでも上手に関係を作れる「ナナメの関係」の記事はコチラ
人生で考えると子どもの時間はごく僅かで成人した子対大人で過ごす時間が圧倒的に多いです。
責任者だから!と子どもの時期を教育的思想で接しすぎると、何十年と続く親子関係にヒビが入るリスクがある。それは、親子共に不幸せな事です。
親となって、1年生になる娘がいますが、唯一大切にしている事があります。それは「責任者だとか良い親であろうとか思わないで、衣食住の生活環境や習慣だけ整えてあげる事」
私はコレを勝手に【桃太郎理論】と呼んでいます。安心して帰れる家があるから、冒険できる。教育よりも安心できる生活環境を整えてあげる養育の方が大事だと考えています。
幼児教育で有名な
モンテッソーリも
養育を大事にしています。
世界で初めて幼児教育を確立させたことで有名なモンテッソーリ教育は、子どもには「自己教育力」があるという前提の教育メソッドです。
つまり、成長したいという力は元々備わっているから子育てに自信がないのなら余計なことをするな!ということ。
自信があって
失敗も楽しみながら
育児できるなら
教育的でもOK!
子育てを楽しみたいけど難しいという人は、家庭至上主義や教育重視社会のリスクを無理して負うより、我が子の力を信じて、明日を元気に過ごせるように育てる事【だけ】に注力してみると良いです。
養育だけなら簡単
という訳ではないけど
アレもコレも!と
心のエネルギーを
分散させるより
1点集中の方が
楽だよね♪ということ
まとめ
・日本は長年、「子育ては家庭で」という呪縛に囚われてきた。
・日本の社会構造自体が子育てを楽しみにくい。
・R5年はこども家庭庁発足で社会構造の変革期。
・子育てを楽しむためには、子どもの力を信じて余計な事をしない事に神経をそそぐ。
気質を理解すると育児が楽になる
前半はメンタルの保ち方について解説しましたが、ここで終わってしまうと昭和の精神論と変わらなくなってしまうので(笑)、子どもの関わりでイライラ抑制のポイントを心理学の「気質」を用いて解説します。
不安や怒りを覚えるのは、「先が見通せない」・「思い通りにならない」という心の乱れが原因です。心の乱れを減らす知識を得ることで、子育ては格段に楽になります。
気質はキッズコーチング協会理事長竹内エリカさんを参考にしています。
気質とは生まれながらに持っている感受性の事
気質とは生まれながらに持っている感受性の事で、物事に対しどのように感じるかは人によって違います。
例:雨が降っている
・Aちゃん:外で遊べないから嫌だな
・Bちゃん:お部屋で沢山遊べるから嬉しい
アウトドア派なAちゃんとインドア派のBちゃんでは、同じ現象でも受け止め方が違います。
気質とよく混同されるのが「性格」
気質は先天的に持っている感受性の事。一般的に気質を変えるのは難しいです。一方、性格は、先天的もあるが後天的な部分が大きく、環境次第で性格を変える事ができます。
心の核に「気質」があって
周りに性格があるイメージ
引用:心理学総合案内「こころの散歩道」より
雨好きのBちゃんが大人になって、部屋干しすると臭うから雨嫌い!となるのは、後天的な性格の部分です。
我が子の心の核となる「気質」を理解する事で、親子関係も良くなり子育てもスムーズになります。
血液型性格診断の
上位互換みたいな
感じだね
気質には5つの型がある
- エンジェルタイプ:育てやすいがマイペース
- テキストタイプ:優等生だが頑固
- アクティブタイプ:好奇心旺盛だが落ち着きがない
- デリケートタイプ:感受性豊かだが挫折しやすい
- ネガティブタイプ:努力家だがこだわりが強い
気質には5つのタイプがあります。
注意点として、このタイプが良いなど、タイプに優劣はありません。また、100%エンジェルタイプと分別できる事の方がむしろ稀です。
ボクはエンジェル型4割
アクティブ型6割かな?
気質を変える事は難しいが、比率が変わる事はあります
どんな気質なのか?主役の我が子を知る事が大切で、気質はあくまで相棒。立場が逆転してイライラしないように気をつけましょう!
主役と相棒が逆転した例↓
エンジェルタイプなのに、最近不機嫌なんだけど💢
血液型と同じように
傾向を知る位の
感覚でOK
エンジェルタイプは手はかからないが集中力低め
引用:Hugkum 気質別子育てエンジェルタイプより
エンジェルタイプの子は、おっとりしていて愛嬌もある、育てやすいタイプの気質の子です。
血液型で例えるなら
O型タイプ。
ドラえもんで例えるなら
のび太タイプ
しかし、忘れっぽくて意欲も低い傾向があり、自立の生活が始まる学童期に苦労するタイプという側面もあります。
また、マイペースな分、モデリング(真似)が下手で、言語が発達していないイヤイヤ期などでは暴力で訴える事が増える傾向があります。
うちもエンジェルタイプで
ダメって言っても
全然効果聞かないわ・・・
エンジェルタイプの子の関わり方のコツ
- 感情を代弁する
- 対処法を伝える
- 見通しが持てるようにサポートする
エンジェルタイプの子は、感情表現がうまくできなくて乱暴になるという傾向があります。
弟を叩くのヤメテ!って
毎回言ってるでしょ!
(だって、向こうが
先に・・・)
弟なんかいなくなっちゃえ!
エンジェルタイプの子には指示(ダメ)の言葉では、通りづらいので、感情を代弁し受け止めてから、対処法を伝えると話が通りやすくなります。
嫌な事されたから
叩いちゃったの?
そうだよ!だって○△□
そうだったんだ⁉︎
じゃあ、次からは
嫌なことされたら
叩かないですぐに教えて
やらなくなるかは
別問題だけど
正しい行動を
伝えていく事が大切
また、集中力が低めなエンジェルタイプの子には、やる事リストを作るなど、集中力が持続しやすい環境をサポートしてあげると、何度もガミガミ言わなくてすみます。
テキストタイプは優等生だが柔軟性が低い
引用:Hugkum 気質別子育てテキストタイプより
テキストタイプは、優等生で言われた事をキチンとこなす育てやすいタイプですが、プライドが高い分意固地になったり、失敗を隠すために言い訳や嘘をつきやすいです。
特に、学童期になると「先生が言ってたからダメなんだよ!」など、一方的な考え方を押しつける子が多いので、友達関係で苦労するタイプでもあります。
血液型に例えるなら
A型タイプ。
ドラえもんで例えるなら
スネ夫タイプ。
こだわりが強くて
切り替えが苦手なのよね
テキストタイプの関わり方のコツ
- こだわりを伸ばす方向で育てる
- ミッションを与える
- 親があえてだらしない所を見せる
テキストタイプの子は、言われた事をキチンとするが、柔軟性が低く切り替えが苦手な傾向があります。
こだわりが強いテキストタイプは説得に注力するより、こだわりを伸ばす事に注力しましょう。
柔軟性を高める方法も
紹介するよ
柔軟性を高めるためには、ミッションを与えるのが有効です。
例:食べこぼしたくなくて、食べるのが遅い。
ミッション:30分でご馳走様できたらデザートあり。
こだわりとは違うミッションを与える事が大切
こだわりと違うミッションを与える事で、新たな価値観(こだわり)を体験する事で、柔軟性を高めていくという方法です。
また、きっちりのテキストタイプは、ダラシない子に厳しかったり、自分を守るために嘘やつくなど、人間関係でトラブルが起きやすいので、あえて親がダラシない所をみせて、「しっかりしてなくても良い時もあるんだよ」と肩の荷を下ろしてあげる関わりも重要です。
特に女の子に多い!
親はお利口で問題ないと
勘違いしている分
後で爆発しやすいので
要注意。
アクティブタイプは好奇心旺盛だが落ち着きがない
引用:Hugkm 気質別子育てアクティブタイプより
アクティブタイプの子は好奇心旺盛で自分でやってみたい研究者タイプ。活発的で子どもらしい反面、落ち着きがなく、注意しても同じ失敗を繰り返すので親が匙を投げたくなるタイプでもあります(笑)
イメージとして
さかなクンは
典型的なアクティブタイプ
目が離せなくて、親が物理的に疲れる気質No.1ですが、関わり方のコツを掴めば、東京海洋大学名誉博士で内閣総理大臣賞を受賞した、さかなクンのように大成する器を秘めています。
アクティブタイプの関わりのコツ
- 声かけはスキンシップも一緒に
- 衝動は抑えるより解放させる方へ
- してほしくない事は物理的にシャットアウト
何度言ったらわかるの💢
アクティブタイプの子は、衝動が強く、感情でわかっていても抑えられず繰り返してしまう傾向があります。怒るママのように何度も怒られると自己肯定感が下がり、アクティブタイプの良い面が下がってしまいます。
アクティブタイプの関わりの方のコツは、聴覚より視覚・触覚などの体の感覚の方が感受性が高いので、伝えたい時は「手を握って目を見て話す」など、スキンシップをとりながらがポイント。
それでもダメな時は
物理的に出来ない環境を
整えよう
ティッシュで遊ぶ→届かないところに置く
そして、アクティブタイプで大事なのは衝動を抑えるよりも解放できる環境を整えてあげる事です。さかなクンのお母さんは、進路相談の先生に指導されても「この子はこのままで良いんです」と言い切り、やりたい事をノビノビとさせてもらったとインタビューでさかなクンが応えていました。
アクティブタイプは落ち着きがないのは確かですが、四六時中落ち着きがないわけではありません。特段、好きなものに対しての集中力は凄まじいです。
なので、衝動を抑制するより解放する事が結果的に集中力が増し、次第に落ち着いてきて親も楽になります。
今は大変だけど
頑張れそう✨
デリケートタイプは感受性が豊かだがくじけやすい
引用:Hugkum 気質別子育てデリケートタイプより
デリケートタイプの子は内弁慶で外の環境に慣れるのに時間はかかりますが、感受性豊かで人の気持ちを理解するのが得意です。
友達を何人も作るのは苦手ですが、困った時は家族のように信頼できる親友を作るのは得意なタイプです。
親離れが遅いし
集団生活がちゃんと
できてるか不安
最初は手がかかりますが
自分と向き合う時間が
必然的に多くなり
自己理解が優れているので
将来的には幸せに
なりやすい子でもあります
デリケートタイプの関わり方のコツ
- 気持ちを受け止め、無理をさせない
- 余裕のある生活リズムを
- 安心グッズを決める
敏感なデリケートタイプの子にとって1番大切なのは【心の安定】です。
家ではできるのに
何で外ではできないの?
不安なママのように、焦って「大丈夫!」「考えすぎ!」と急かしてしまうと逆効果。
心の安定をはかるために理由を聞き、気持ちを受けとめて無理をさせないようにしましょう。
デリケートタイプの子の登園しぶりで相談を受けた時に、無理をさせない方が良いという見解に、さぼり癖がつかないか?という不安があるという意見をいただきました。
デリケートタイプは、過敏さゆえに心のバランスが崩れやすいです。
心の天秤のように
心の安定が頑張れる
要素になるので
さぼり癖がつくのは
間違いです
頑張れる環境を整えるためにも、早めに起きるなど余裕のある生活リズムで過ごしたり、お気に入りのハンカチを作るなど安心グッズを決めておくと良いです。
学童でも心がアンバランスの時だけ、聴覚過敏になる子がいてイヤーマフをつけて安心する子がいました
前半のメンタル面の話で、養育だけで充分。余計な事はしないと述べましたが、特にデリケートタイプは親は辛抱強さが求められます。
家の外でも頑張ってほしい!と思うのが親が心ですが、「家で出来てるからそのうちできるようになるよ」と家の中の方に目を向けてあげると親子共に良い関係を築けます。
ネガティブタイプは努力家だがこだわりが強い
引用:Hugkum 気質別子育てネガティブタイプより
ネガティブタイプの子は喜怒哀楽やこだわりが激しく、気質に優劣はないですが育てにくいタイプなのは間違いありません。自分もこのタイプの子に手を焼きました。
しかし、嫌なものは嫌!とハッキリ言えるタイプなので、うまく切り替える事ができれば粘り強く努力する才能を持っています。また、負の感情を人より分かるので情緒が安定すると優しい一面もあります。
イメージで言うと
南海キャンディーズの
山ちゃん(山里亮太)
一般的にネガティブは良くないイメージですが、感情は喜怒哀楽で構成され、全て大切です。
山ちゃんは「めちゃくちゃネガティブでそれをガソリンにするタイプ」と番組で公言していました。
M1で結果を出すだけでなく、芸人の半生をテーマにしたドラマ「だが、情熱はある」のモデルに抜擢されたり、蒼井優を射止めて結婚するなど、ネガティブタイプとうまく付き合えると、とてつもない才能を発揮する事ができます。
ネガティブタイプの関わり方のコツ
- スキンシップを多めにとる
- 癇癪が激しい時は待つ
- 解決策を一緒に考える
コツはデリケートタイプと似ていて、心の安定を保つ事です。違いは、ネガティブタイプは喜怒哀楽が激しいので
やりなさい!
イヤだ!
母子のやりとりのように、表面上のやりとりで意味もなく疲弊しやすいです。
一見ワガママに見える、ネガティブタイプですが、デリケートタイプと同じく繊細で引っ込み思案だけど負けず嫌いだからなんとかしたい!という相反する性質に自分自身が苦しんでいるという一面もあります。
親子が疲弊しないために、スキンシップを多めにとって、お互いの理解や信頼関係を深める事が大切です。
・我が子は何が苦手なのか?
・ママは受け止めてくれることもある
など、スキンシップで理解が深まる
もう1つのポイントは、癇癪中は説得しないこと。
繊細で負けず嫌いなネガティブタイプは、親の事を困らせたくないけど、自分の想いは通したい!なんで分かってくれないの!?のとパニックになっている状態です。
説得やアドバイスをした所で
困らせてごめんなさい!
泣く子どものように、ネガティブ思考を加速させるだけです。
じゃあ
どうすればいいの?
パニックになってからでは、切り替えるのが難しいので、頭を撫でるなどスキンシップをとり、落ち着くまで待ちます。
時には後日でも構いません
情緒が安定すると冷静に考える事ができるので、その時に解決策を一緒に考えて、パニックにならないよう手助けをすると、現代の若者に足りないと言われている、努力家で粘り強い大人になります。
親と子の気質の違いを認める事で育児が楽になる
- エンジェルタイプ:育てやすいがマイペース
- テキストタイプ:優等生だが頑固
- アクティブタイプ:好奇心旺盛だが落ち着きがない
- デリケートタイプ:感受性豊かだが挫折しやすい
- ネガティブタイプ:努力家だがこだわりが強い
あなたのお子さんは何タイプの傾向が強いですか?そして、あなた(親)自身は、何タイプですか?
母性が強めの母親は、子どもを無意識に自身と重ねてしまいがちで、自分の気質と我が子の気質の違いを理解していないと悩みやすくなります。
気質が同じでも
相性悪い事も
あるんだね!?
本来は、100%何タイプと分ける事が難しいので、簡単に子育てが楽になるとまでは言えませんが、お互いの気質を知っておくと、「こういう気質だから、この姿なんだ」と不必要にイライラする事は減るはずです。
育児が楽になる方法まとめ
前半のメンタルのまとめ
・日本は長年、「子育ては家庭で」という呪縛に囚われてきた。
・日本の社会構造自体が子育てを楽しみにくい。
・R5年はこども家庭庁発足で社会構造の変革期。
・子育てを楽しむためには、子どもの力を信じて余計な事をしない事に神経をそそぐ。
後半の気質のまとめ
・エンジェルタイプ:手本を見せたり、リストなどを作る
・テキストタイプ:こだわりと異なるミッションを与える
・アクティブタイプ:抑制より解放。伝える時はスキンシップを取りながら
・デリケートタイプ:心の安定が大切。家の中で出来ている事に目を向ける。
・ネガティブタイプ:親の忍耐力が重要。責任者より伴走者視点が大事。
今回の記事はスペースで話す内容の原稿としてまとめたもので、EQ(非認知能力)を大切にするEQビジネスカンパニーさんからのご依頼なので、最後にEQに絡めてまとめとしたいと思います。
IQは扉を開ける鍵。EQは人生のナビゲーター
EQとは心の知能指数(IQの反対)
EQとは心の偏差値のようなもので、EQが高いほど幸福な人生をおくる事ができます。
IQを上げる事は幸福な人生をおくるための「手段」として有効です。
良い環境に入るためなど
幸せな人生を掴むための
扉を開ける力が「IQ」
しかし、自分が望んだ世界の扉を開けただけでは幸福になれません。幸福になるためには、扉の先の世界をよりよい方へ歩む力がEQです。
大企業に入社したけど
人間関係がうまくいかず
体調壊す人っているよね
自分を知る事で子育てが楽になる
幸せは心が決めるものなので、IQ(学力)も大事だが、EQ(心)も大事というのは、EQという言葉を知らなくても納得していただけると思います。
子育ての悩みの大半は、子どもの言動が出発点である事が多いです。
・発達が遅れている
・言う事をきかない
・今のままだと将来が不安
だから、How to系の情報が流行り、当てはまらないと「子育てはそんなに甘くない!」と勝手に呪いをかけて苦しんでいる親が多いのです。
保護者の相談を受ける際に、健常児を育ててるけど不安が強い親もいれば、障がいはあるけど笑顔が多い親もいます。
健常児は簡単に育てられるという意味ではない
不安な親と笑顔の親の違いは、【思考の軸の違い】です。
不安な親は、「子どもの言動」という他人軸を中心に考える傾向が強いです。一方、笑顔が多い親は「自分がどうするのか?」という自分軸を中心に考える傾向が強いです。
障がい児保育の世界では
障がいを受け入れ
自分軸で考え始められる事を
「受容」といいます。
ちなみに、障がいという
言葉はもう古いよ!
今は、神経発達症と
呼ばれているよ
私が発信で大事にしている事は単なるHow toではなく、自分軸で考えられるサポートをする事です。
子育てが楽になる方法というテーマで「気質」を選んだのは、自分軸を持つために最適だと感じたからです。
気質の説明の後に「あなたのお子さんは何タイプの傾向が強いですか?そして、あなた(親)自身は、何タイプですか?」と問いかけたのを覚えていますか?
How toに需要があるので、発信する限り避けて通れないですが、今回の記事で1番考えてほしい事は「自分(親)が何タイプなのか?」の方です。
自分が何タイプでダメなところもあるけど、しょうがないと受容したり、責任者だからという周りの呪縛から解放される事で心に余裕が生まれ、初めて自分軸で考えられる事ができます。
EQビジネスカンパニーが夢応援チームコミュニティを作っているのも、「夢という自分の軸を具体化させる事でEQ(心の知能指数)も自然と上がるから」と勝手に思ってます(笑)。
長くてめんどくさい記事を最後まで読んで下さったあなたも、どうすれば伝わるか自分軸をフル稼働した私自身もEQが上がっているはずです。
最後に。子育てで大切なのは、月並みですが自分自身を大切にする事です。
東大生のアンケートで親がよく笑っていたという調査結果あり
家族や友人に愚痴を聞いてもらったり、育児サービスを利用するなど、精神的なワンオペにならない努力が大切です。
離婚をして物理的には
ワンオペですが
1番初めに精神的
協力者を得る事から
始めました
この記事が、精神的ワンオペになって育児が楽しめていない親に何か刺されば幸いです。
当ブログ以外にも「kutoon推進委員会」というブログも運営しています。
kutoonとは子供靴のサブスクリプションのこと
子どもはジャストサイズの靴を常に履けるので足育に○。洗わずに返却できるので親にとっても嬉しいサービスです。当ブログ特典として、公式LINEによる無料で育児相談(回数制限なし)ができます。
また、ココナラでのSNSプロフィール動画作成やハッシュタグをつけて相談するだけで、いろんな相談員が回答してくれるツイッター子育て相談室の運営にも関わっています。
どれか1つでも興味がありましたら、固定ツイートにそれぞれの詳細があるので良かったらアクセスしてみてください。
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